このゲームで、一番気を付けて欲しいことは、この魔法世界の見方です。 この魔法世界は、決してファンタジーの世界ではありません。むしろ、テクノ ロジー側と同様のハイパー・テクノロジーの世界だと考えて下さい。つまり、 テクノロジー側に存在すると考えられるものは、すべてこちらにも、もちろん 別の形でではありますが、存在すると考えてもらいたいのです。さらに、決し て野蛮な世界でもありません。 [an error occurred while processing this directive]
長距離移動に関しては"ジャンプポート"と呼ばれる施設があり、惑星内の どこにでも魔法の(ガイアの)力によりジャンプできます。また、宇宙船と同様 の生物によって海上輸送路も存在します。海上輸送の場合惑星(地球と同程度 のサイズの場合)を一周するのに最高速度で、ほぼ1貉r sxかかります。
中・短距離の交通機関としては、地球での"馬"に当たるような生物を使用 しています。また、宇宙船と同様の生物によって空路も確保されています。こ の飛行生物は最高速度を出した場合、地球と同程度のサイズの惑星ならば、数 時間で惑星を一周できます。
さらに、テクノロジー側から輸入した車等を使用している者もいれば、自 分の魔法によって移動を行う者もいます。 [an error occurred while processing this directive]
マスメディアのようなものは、新聞に当たるようなものが存在する程度で す。
しかし、様々な情報をガイア(ここでは特に、 ガイアの能力の内の共感覚 空間であるが)に書き込み、 及び読みだしを行う能力をもつ調整生物が普及し ているため、世界の共感覚空間そのものが巨大なデータ・ベースと化しており、 市民は共感覚空間にアクセスすることでかなりの情報を得られます。ただし、 共感能力が高ければ調整生物を用いずとも共感覚空間にアクセスできます。
共感覚空間ですが、これはテクノロジー側のサイバー・スペースとは異な り、現実と変わらない情景が現れたりはしません。また、その内部を歩き回る という行為も原則的にありません。イメージとしては、意識があるままに夢を 見ているような感じでしょう。もちろん、実際に何かを探したりする場合には、 何か特別な命令を与えるなどのような行為は必要ありません。"こうしたい"と 思うだけで、すぐに求めた結果が現れます。もちろん、その結果の現れ方もい わゆるサイバー・スペースでのそれとは異なり、ふと頭の中に浮かぶという感 じです。
また、魔法世界に属する様々な惑星は、そのそれぞれが独自のガイアを、 そして共感覚空間を持っていますが、現在ではいわゆるテレパシー能力をもつ 特殊化生物によってイメージを交換することにより、異なる惑星間においても、 その共感覚空間には似たイメージが保持されています。ただし、異なる星の情 報は取捨選択が行われて伝達されます。
なお、現在では評議会惑星上において情報管理者の手によってこの共感覚 空間と、サイバー・スペースとの相互乗入れが始まっています。ここでも、先 に書いたようなテレパシー能力を持つ特殊化生物が用いられています。 [an error occurred while processing this directive]
重ねて言いますが、この魔法世界は決してファンタジーの世界ではありま せん。テクノロジー側と同様のハイパー・テクノロジーの世界なのです。いわ ゆる『冒険者』などという職業は存在していないのです。
もう1つ。魔法側の生活も全てが魔法によっているわけではなく、 様々な 道具を用いています。基本的に、テクノロジー側にある物品は、魔法側にも存 在するのです。もっとも、存在するとは言っても両者の実現方法は全く異なっ ていることが多いでしょう。その傾向は、物品の機構が複雑になるほど顕著に なっています。
また、魔法世界では通常の生活には貨幣を用いていません。強力なガイア ネットワークにより、原則的に必要なものは必要なだけ存在するのです。とは いっても、みなCrのことは知っており、テクノロジー側の人間が物を購入する 場合には、Crでの支払いが必要となります。また、交易においても当然Crを用 いています。